エロゲ名作OP紹介__明日の君と逢うために
久しぶりの名作OP紹介のコーナーです。
純粋な「エロゲ名作OP紹介」をやるのは、
「エロゲ名作OP紹介_キラ☆キラ」(07/04) 以来なので、実に4ヵ月ぶりの同コーナーであります。
そうは言いつつ、その間、夏エロゲのOP紹介とか、名作MAD紹介とか、ちょろちょろ似たようなことはやってたんで4か月ぶりと言われてもいまいちピンときませんですけどね。
……というわけで、そろそろOPをば。
作品名
明日の君と逢うために
曲名
TIME
作詞
みやび
作編曲
橋本みゆき 鈴木マサキ
歌
橋本みゆき
全編アニメーションです。
いやあ、すごいです。
今作についてはあまり言葉がいらないような気がします。
アニメーションを使ったエロゲOPというのは、ままあるものですが、しかしこのOPはそれらとは一線を画しています。
なにがすごいって、そのアニメーションの使いかた。
ヒロインたちが動いてるよ! かわいいでしょ! っていう、それだけで満足したりなんかしていません。
しっかり動画をつくっている、と言いますか、作品の雰囲気を伝えようと、より魅力あるように見せようと、そういう工夫に満ちたOPとなっています。
動画についていろいろ言うとめんどくさい文章になっちゃいそうなので、そうならなそうなところを少しだけ言いますと、歌詞とのリンクがすごい。
サビのところ。
まず、ヒロインを消失させてみせ、腕時計を映しだします。
そして、
「時計の針が動き出した」
と、サビが始まったところで、ぐるぐると映像をまわして、
「刻まれてく時間」
のところで、停止し、過去と現在のヒロインの顔をアップで映しています。
それから、最後の方のところ、
「このままずっと歩んでいく」
などと明るい歌詞であるのに、映し出されるのは終始悲しげな映像です。
「嬉しさも笑顔も」
というところにいたっては、主人公が泣いている姿を映しています。
相反する感情を同時に植え付けられると、人はそれを魅力あるものとして知覚する可能性が高いのだそうです。
ただ暗いだけの悲しさよりも、明るさの芽生える兆しのある悲しさの方が、人間の脳みそにとって魅力的ということなのだと思われます。
もしくは、明るい楽しさよりも暗い楽しさ。
暗い楽しさなんていうと妙に聞こえますが、ようは「頭空っぽの奴がてんやわんやと騒いでいる」のと「悲しい出来事のあった人がそれでも前を向いて笑っていようとつとめている」のと、どっちが脳を刺激するかということなのかなーと、卑近な例で言ってしまえばそんな感じだと思います。
とにかくこのOPは魅力的なOPであるということで。
今日はこのへんで。
あと、これは個人的なことなのですが。
これから1週間と少しのあいだ、あまりブログを更新できなくなりそうな感じです。
もともとたいして更新頻度の高くないブログではありますが、いちおうのご報告。です。
ではでは、それでは。
またの機会に逢いましょー。
(パープルソフトウェア公式HPより)
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小生は今年購入したエロゲは81本と、ごく平均的な一般人ですが、
明日君は、異世界の部分を掘り下げなかった時点で、あぁやっぱりパープルなんだなと再認識させられた作品でした
確かに倉嶋絵は素晴らしく、雰囲気も最高でしたが、シナリオの落ちが上っ面なのが残念でした
オープニングもサッカーの試合開始みたいなワクワク感はあっても、立ち絵と別人過ぎて違和感が…
いい部分は多数あるし、中期パープルの代表作ですが、勿体ない作り方でした
匿名エロゲーマーさん
お返事遅くなってすみません。
OPと本編の感じが異なっていることってよくありますよねー、しかも今回はアニメーションですし。
そこらへんは残念と言えば残念ではあるのですけど、自分としては、変に似せることに注力するより映像としての質を最優先にしてもらいたいという思いがありまして、その点でこのOPはかなり好きだったりするのです。
それにしても作品について、辛口ですな! けど、どことなく冷静かつ愛のある辛口で。
作品に対する評価というものは今作の良さをどこに見るか、というところで決まってくるのだろうと思います。
やっぱり自分以外の感想を聞くのは面白いものです! ありがとうございます。
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