エロゲの夏、OP紹介。 _AIR
26個目です。
AIR。
作品名
AIR
制作
key_キー (2000年9月)
曲名
鳥の詩
作詞
麻枝准
作編曲
折戸伸治 高瀬一矢
歌
Lia
夏はどこまでも続いてゆく。
青く広がる空の下で。
彼女が待つ、その大気の下で。
The 1000th summer
「飛べない翼に、意味はあるんでしょうか」
「魔法が使えたらって、思ったことないかなぁ?」
青年は旅のひと。
彼の道連れはふたつ。
手を触れずとも歩き出す、古ぼけた人形。
「力」を持つ者に課せられた、はるか遠い約束。
「ただ…もうひとりのわたしが、そこにいる。そんな気がして」
最後は…どうか、幸せな記憶を。
夏はどこまでも続いてゆく。
青く広がる空の下で。
彼女が待つ、その大気の下で。
「さようなら」
……なんとなく、映像に出てきた言葉を並べてみました。
なんだか胸がもやもやとしてくる詩であります。
それにしても。
今さら自分がなにかを言う必要なんてない気もします。
それでもムービーについてなにかを言えば。
画面の切り替えが極端に少ないです。
導入部分で、徐々に景色が色づいていくところなんかは、まさにこのムービーはこういった調子で展開するよという提示と言えそうです。
ひとつの絵を長く見せることによって、それぞれに重みをもたせています。
その重さは、「AIR」の作風にとても合ったものです。
「鳥の詩」にしても壮大な感じの歌です。
そしてムービー全体はその奥になにか大きなものを秘めているような、見る人にその奥をのぞき込みたくさせるような、そういう深さを持ったものとなっています。
当時を自分は知りませんが、なんの前情報もなくこのOPを目にした人はきっと、これから始まる物語に期待感をつのらせたのだろうと思います。
それくらい、人を引き込む力をもったムービーであります。
初回盤が発売されたのは2000年の9月8日金曜日ということで。
14年前です。
14年というのはとてつもなく大きな数字です。
しかし自分たちは、AIRをプレイできるし、AIRのOPを見ることができます。
例えば今月のものでいえば「なないろリンカネーション」とか「南十字星恋歌」とか、そういった作品たちと同列のところに、14年前の「AIR」が並べられている。
不思議な感じです。
創作物には必ず制作者がいます。
彼らの当時と14年前と14年後に考えがめぐります。
1000年前と同じ空を見ているなんて言われてもピンときませんが、もっと卑近に、時の流れを感じさせられます。
だから自分は創作物が大好きです。
だからこそこうして昔のエロゲなんかを紹介してたりするのです。
残りはあと1つ。
それでこの企画も終わりです。
知名度とか壮大さとか、そういった点においては今作「AIR」の方が最後にふさわしいかと思います。
ですが、どうしても最後に持っていきたい作品があったので、そちらを27作品目に置きました。
希望に満ちあふれたOPです。
次回は予定通り、来週の火曜日の18時。
それが最終回です。
そのあとは、夏エロゲのまとめ記事でも書いて、それでこの企画を締めようかと思っています。
それでは。
良い日曜日を。
8月
1 金
ナツユメナギサ 3 日
StarTRain 5 火
水夏~SUIKA~ 8 金
夏菓子 ~なつかし~10 日
ヨスガノソラ12 火
ここより、はるか15 金
夏ノ雨17 日
タペストリー19 火
ものべの22 金
おまえのなつやすみ24 日
Dolphin Divers 26 火
黄昏のシンセミア29 金
sisters~夏の最後の日~31 日
夏の終わりのニルヴァーナ9月
2 火
なつ☆なつ 5 金
ナギサの 7 日
トロピカルKISS 9 火
てとてトライオン12 金
あした出逢った少女14 日
残暑お見舞い申し上げます。 ~君と過ごしたあの日と今と~16 火
水月-すいげつ-19 金
ひまわり21 日
車輪の国、向日葵の少女23 火
夏音 -Ring-26 金
この青空に約束を――28 日
AIR30 火 ???
(AIR公式サイト)(key公式HPより)
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